背が高いっていうことを有効利用しなきゃ勿体ない
俺は、正直ルックスがいいってわけじゃない。しかし、人よりも長けているものがあった。それは身長だ。最後に計ったときには、一応183センチあった。こういう武器があるなら、どんどん女の子の前で使ったほうがいいって思うんだ。まず、職場でも俺は活用している。女の子が高いところにある物を取ろうとしているとき、俺は紳士のごとくサっと取ってあげるんだ。そうすると、女の子はとても喜んでくれる。「わぁ、ありがとう。○○くんって本当に背が高いね」「どういたしまして」「何かスポーツやってたの?」この質問を俺は何回尋ねられたことだろう。身長が高いのはスポーツのおかげなんだろうという予想なんだろう。
しかし、これはただの遺伝だ。スポーツで伸びたわけじゃない。しかし、相手の期待を裏切りたくない俺はこういう台詞を言っている。「あぁ、バレーをちょっとやってたんすよ」「あーやっぱりぃ!」これで一件落着。背が高くて優しい青年という印象が残ったわけだ。デートでも自分の背の高さをアピールするようにしている。例えば、彼女と電車に乗るとき。俺は吊革の上のバーを掴んだりする。すると、彼女は驚くのだ。「本当に背高いよねぇ。足もすごく長いし」俺は電車で席が埋まっているとラッキーって思うのだ。二人で並んで立っていると、否応なく俺の身長の高さを彼女が意識せざるを得ない状況になるからだ。椅子に座るとそうはいかないからな。さらに、彼女のバッグを網棚に置いてあげたりもする。「重そうだな。忘れないようにするから上に置いてあげるよ」とちゃんんと了承も忘れずにね。「ああ、ありがとう。すごく楽になったよ」そうして笑顔を向ける彼女。「なんかずっと上ばかり向いて首が疲れてきちゃった」これもデートによく言われる台詞だ。そんなときは俺はこういう風に返している。
「無理して上を見なくていいんだからなぁ」そういいながら彼女の頭をなでるのだ。すると、彼女は体を俺に預けてくる。この瞬間、身長が高くてよかったと思うのだ。